裁判で訴えられたのに欠席した人の末路はどうなるか、解説してみた ~誹謗中傷や無断キャンセルの代償は重い~

裁判で訴えられたのに欠席した人の末路はどうなるか、解説してみた ~誹謗中傷や無断キャンセルの代償は重い~

ナカマチ2丁目ブログの中森です。
 
旅館の無断キャンセルで訴えられた
男性、裁判を欠席したため『事実を認めた』
とみなされ敗訴。賠償責任を負う」
というニュースを読みました。
 
 
旅館に限らず飲食店や美容室・歯医者などの
無断キャンセルは「良くない事」です。
(約束を守らないという点で良くないし
キャンセルされた側が損する点でも良くない
)
 
 
 
今回は無断キャンセルについてではなく
裁判で訴えられ、欠席したらどうなるか
について解説しようと思います。
 
なぜかというと
ネットやSNSを誰もが利用する現代社会では
「場合によっては訴えられる」出来事と
隣り合わせだからです。


みんなしているし、これ位良いのでは?
という気持ちで
イタズラ・悪ふざけ・嫌がらせをしている人に向けて
法律はそんなに甘くない」という気持ちで
この記事を書きました。
 
 

裁判で訴えられたのに欠席した = 「負けを認める」と同じ

参考: こんな事件・判決だった

2020年の正月、栃木県内の8つの旅館が一斉に宿泊予約を無断キャンセルされた問題で、宇都宮地裁大田原支部は、予約していた男性2人に総額およそ280万円の賠償を命じました。
 
この裁判は、栃木県の那須塩原市や日光市などの旅館8軒が、今年の正月に宿泊予約を無断でキャンセルされたとして、スナックの女性経営者(30代)と元従業員の男性2人に対し、およそ280万円の損害賠償を求めたものです。 女性は全額の支払いを認め、原告側と和解交渉に入ることになりましたが、元従業員2人は答弁書を提出せず、出廷もしませんでした
 
23日の判決で宇都宮地裁大田原支部は元従業員2人に対し、「争う姿勢を示していない」として、およそ280万円全額の賠償を命じました。
原告の温泉旅館は判決について、「無断キャンセルの抑止につながってほしい」とコメントしています。
 
 
[ 出典: TBSニュース ]

私達は、いけないと理解していても
これ位ならバレないだろう
バレても謝れば済むだろう
ネットやSNSは匿名だからバレない
+
相手が「良くない事」をしているから
それを取り締まる為の行為は許される
(正義の為の行動は許される)
などと考える事があります。
 
 
(↓ 下の各項目のボタンを押すと、詳細が読めます ↓)

「これ位なら良いよね」の例

 

バカッタ―事件 (バイトテロ)

アルバイト先で
床に落ちた食材を料理に使ったり、土足で食品ケース内に入るなどの悪ふざけを 内輪ノリで友達だけに伝えるつもりでSNSに投稿したら拡散し、炎上した。
 
衛生管理に関してアルバイト先の店舗に批判が殺到し、店舗は消毒と休業を余儀なくされ、倒産に至った例もある。
(アルバイト先に経済的損害を与えた)
 

無断キャンセル

旅館や飲食店の予約をしたものの無断キャンセルをすると、旅館や店舗に損害を負わせる事になる。
 
嫌がらせ目的で確信犯の場合もあれば
「大人数の団体で空きがあるかわからないので、『仮押さえ』のつもりで複数予約したがキャンセル連絡を忘れた
場合もある。
 
旅館や飲食店の予約サイトは便利なため「仮押さえ」のつもりで予約するのは簡単だが、法律上は「予約 = 本契約」である事は知っておきたい。
 

有名人への誹謗中傷

有名人のSNSアカウントに誹謗中傷のコメントを書き込んだり、メールやメッセージで直接誹謗中傷のメッセージを送るなど
「嫌がらせ」をした場合、
匿名で送ったつもりでも調査する手段はある
 

自粛警察による過剰活動

新型コロナウィルス感染症が広まらないように外出・旅行を自粛する人が多いのに
● 外出・旅行するとは何事か!
● 開店して外出を促すとは何事か!
と、
店舗や他県ナンバーの車、帰省者を批難する「自粛警察」。
 
 
「地域の安全を守りたい」という
正義感や、感染症に対する不安が背景にあるが
県外ナンバーの車にキズをつける
コロナ感染者の顔写真をバラまく
コロナ感染者の家に投石する
などは
法律に反した「犯罪」である。
 

 
大事なポイント
上のような事をして相手側から訴えられ裁判になった時に…
欠席 = 主張したい意見が無い =
相手の主張を認めた
」とみなされて
負けてしまうという事です。
 
 
 
冒頭に挙げた「旅館キャンセル事件」の
被告男性2名が欠席した理由は不明です。
「裁判になっている事を知らなかった」
「裁判に行くのが面倒だった」
などが考えられますが、
 
入院など特別な事情で裁判の連絡を
受けていなかったとは考えにくく、
「裁判を軽視していた」可能性が高いと思います。


( 結果としてキャンセルによる損害280万円を払う事になりました )
 

驚く男性 (ナカマチ2丁目ブログ)

覚えておきたい事: いきなり訴える前に、必ず警告・予告がある

この記事で伝えたいことは
「裁判で訴えられたら欠席せずに出廷しましょう」
ではありません。
 
 
唐突に裁判で訴えられる事は稀で
必ず「大事にはしたくないので個別に話し合って解決したい」など
最初は穏やかな連絡があるはずです。
 
( 裁判は時間も労力もかかるので、
訴える側にしても裁判を避けたい
)



ですので…
「悪ふざけ」「嫌がらせ」「うっかりミス」
など相手に迷惑をかけてしまった時に
相手から連絡があった場合
無視しておけば諦めるだろう」と思わず
話し合いに応じた方が、痛手は小さいです。
 
( やらないに越した事はないですが、やってしまった場合の話です )
 

この段落のポイント

無断キャンセル・いたずら・誹謗中傷などをして、いきなり裁判になる事はまずない。
 
「話し合いで解決したい」など
穏やか・内密に解決できる段階があるので、トラブルが小さいうちに相手と誠実に話し合うのがダメージが少ない。
 
( もちろん、無断キャンセル・いたずら・誹謗中傷をしないのが最も良い )

まとめ

人間誰でも「バレなきゃOK」とか「私は正しい事をしているんだから、これ位は許される」
など
自己中心的な部分を持っています。
 
 
しかし
法律は無慈悲で、違法行為については
「うんうんそうだよね、あの時は仕方なかったよね」と許してはくれません。
 
( 悪ノリ・出来心のいたずらも
「私は正しい事をしている」と思ってやった批判コメントや自粛警察も
裁判で訴えられたら勝ち目はない
)
 
 
 
迷惑をかけた相手から連絡があったら
裁判にもつれ込む前に誠実な話し合いで
解決するのが良いと思います。
 
また、裁判で訴えられた場合に欠席すると
相手の主張が100%認められる形で負ける事も
知って欲しいと思います。
 
 

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