注意
ナカマチ2丁目ブログの中森です。
親の終活 (& 相続) よりも自分の終活
に目覚めてしまった親不孝者です。
親とは「そのうち近々」話すとして、
自分の終活 (「人生の最期予想図」) の
前半を書いたので、後半を書こうと思います。
今回は
「(人生の最期に) パートナーがいる編」
です。
基本方針: 相手より長生きする
「自分の最期予想図」前半では、
独身(相手なし)のパターンを書きました。
- 前回 (前半) の要約
独身(相手なし) なら、50代前半で
不慮の事故に巻き込まれて
即死がいいけど、現実問題としては
平均寿命以上に生きそう。
● 仕事: 生涯現役を希望
( 少なくとも80代前半まで )
● 生活: 99歳までは自活できそう
( 祖父がそうだから )
( 99歳過ぎたらサ高住へ )
● 住居: 今後も賃貸を予定
( 現在の住居が老朽化した時
60~80歳頃に住替が必要になるが
その時借りれるかが不透明 )
● 資金: サ高住の費用を貯める
( 長生き & 健康な家系なので、
病気や事故の医療費は考えて無い )
● 死後: 献体して葬式・墓はなし
( 資産を遺す相手はいないので、
人並みに稼いだら自分の為に使い
「余剰金0」に近くして死ぬ )
ここからは
「65歳以降、健康に少し難があっても
介護・介助不要で日常生活ができる」
という前提で
65歳~70歳~80歳を迎えるあたりを
イメージして書こうと思います。
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基本方針は
相手より長生きする、です。
[ わかりやすい理由 ]
1● 家系的に相手より長生きしやすい
( 健康にも気を付けている )
2● 自分が先に逝き、悲しませたくない
上の理由は、多くの人が納得すると思います。
[ 込み入った理由 ]
自分が65歳~80歳になる頃にも
同性婚が成立していないとすると…
自分が先に逝ってしまうと
「(自分の)葬式・遺産相続」に関して
パートナー vs 自分の親族(妹)で
争いが起きる。(陰険な争いになる見込み)
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パートナーをこの争いに巻き込みたくない
同性カップルと遺産相続
2人で家を買っていたら、余計ややこしくなる
上の段落で書いたように、
法律で同性婚ができない現在では
同性カップルの片方が死亡した場合
事前に何も準備していない限り
(例: 遺言でパートナーに相続させる
旨を書いておく)、
遺産は「死亡した人の親」のものに
なります。
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( 親が存命でない場合、死亡した人の
兄弟姉妹のものとなる。)
また、遺言により
「遺産は同性パートナーに渡します」と
書いていても、
親には「遺留分」を主張する権利が
あるので、
「遺留分を私によこせ」と言われたら
拒否はできないです。
↑
( 親が存命でない場合、死亡した人の
兄弟姉妹が「親の遺留分」を引き継ぐ )
- まとめ: 「男女の夫婦」と「同性カップル」の違い (相続)
● 子供なしの男女夫婦の場合、
片方が死亡した時は
遺産は全部「配偶者のもの」に
自動的になるのに対し、
● 子供なしの同性カップルの
片方が死亡した時は
遺言が無ければ、全部「親のもの」
遺言を書いても、「親が遺留分(2分の1)を主張したら、渡さざるを得ない」
という点は、
法律では明確に区別されています。
↑
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( 同性パートナーシップ宣誓制度でパートナーシップ証明書を得ても、
相続に関する扱いは変わりません )
[ 2人で家を買ったら、相続が大変 ]
そんなワケで、
同性カップルが2人で家を買って
一緒に暮らしていた時に片方が亡くなると
男女の夫婦には無い問題が出てきます。
つまり…
死亡した側の親 (親が存命でない時は
兄弟姉妹) が出てきて
「同性パートナーを名乗るお前なんかに
遺産は渡さないからな!」と
言われたら、
残されたパートナーは対抗できる方法が
法律上無いのです。
遺言を書いて
「2人で購入した家のうち、私の名義分は
パートナーに相続させます」と
書いたとしても、
死亡した側の親 (親が存命でない時は
兄弟姉妹) が
「遺留分をよこせ」と言えば、
法律上では拒否できません。
↓
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家 (不動産) は分割できないので、
遺留分を払うとしたら
● 遺留分相当額を現金で支払う or
● 支払う現金が無ければ、家を明け渡す
どちらかしかありません。
この記事は、僕が75歳~85歳頃に
同性パートナーと暮らしている前提で
書いているので、
親は他界していると思います。
↓
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つまり…
僕がパートナーよりも先に死ぬと
僕の妹が「兄の遺産は私のもの。
遺言があっても、私には2分の1を
遺留分としてもらう権利がある」
と
言い出す可能性があります。
( 恐らくそうなるでしょう… )
そういう苦労はさせたくないので
65歳以降もパートナーがいる場合は
絶対先に死ねない…と
思うのでした。

墓、パートナーを見送った後
僕は子供の頃の「学校で無視・いじめ、
家では親から虐待」体験が原因で
人間の身体は、魂の単なる容れもの
としか考えていないんです。
パートナーを見送ったら
パートナーの遺骨はパートナーの親と
同じお墓に入れて、
自分が死んだら遺体は献体に…
と考えています。
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自分の遺骨は、管理していた病院の手で
無縁仏の合祀墓に入れるか、遺灰にして
ゴミに出してもらえればいいかな~
要は
「一緒の墓に入りたい」「2人の墓」
という考えが全然無くて、
「肉体は魂の単なる容れものだから
墓が同じでも別でも全く関係ない」
と思ってます。
( 2人の墓を買うお金を節約できる
というケチ根性も多少混じっている )

まとめ
65歳~80歳頃を念頭に置いた
「パートナーがいる場合の人生の終わらせ方
( パートナーを見送る際の予想図 )」
を書きました。
記事では自分が見送る前提で書きましたが
実際には何が起こるかわからないので、
今後10~30年間に起こり得る事を考えて
必要な対策を調べ、必要なお金を準備しようと思います。
関連ページ
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