注意
ナカマチ2丁目ブログの中森です。
周りにこんな人っていませんか?
(例)
「お母さんは良いんだけど、お父さんがなんて言うかしら…」
「その提案は良いと思うけれど、部長がOK
するかはわからないな…」
「会社側としてはまったく問題ないですが
お客様がどう感じるかを考えると…」
何か許可を得なければいけない立場の側
からすると、
結論は「ダメ」だとわかるけど、
その理由がハッキリしなくてモヤモヤする
パターンだと思います。
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あるニュースを見て、上の事を考える機会がありました。
今日は
● これから就活や結婚を控える方
● 上司(会社)に許可を得たい事がある方
に向けて、
「私は良いけれど、××さんがね…」
という発言への対処方法を考えようと思います。
この記事の目次
このニュースがきっかけで考えた
トランスジェンダーの方が就職活動する際
(または転職活動)、面接官が
「会社としては良いんだけれど、お客様が
なんと言うか…」と話し、結局不採用に
なったニュースを見ました。
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URLを忘れてしまった…ミス。

分析: 「私は良いんだけど…」と話す人は、責任を取りたくない = 守ってくれない
こういうタイプの人が存在する事は
今までも思っていました。ただ…
今回のニュースを読んだ時に思ったのは
「あ、『私は良いんだけど…』という人を
仮に説得してOKにさせたとしても
何かトラブルになった時にこの人は
提案者/相談者を守る気は無いんだな…」
と気づいたんです。
「私は良いんだけど…」という人は単に決断力が無い人だと思っていました。
でも、よく考えると
この発言の裏には責任を取りたくない気持ちがあるワケで、
何かトラブルが起きた時は「私は関わらないから、あなたが相手と直接話し合って」などと逃げる可能性が高いと思いました。
今回のニュースの様に
「会社としてはトランスジェンダー問題なし。でも、お客様がなんと言うか…」
と話す人が面接官の会社は
仮にお客様からクレームがあった時は
会社はトランスジェンダー社員を守らないだろうと予想しました。

対処: 場合に応じて効果的な方法は違う
「私はいいんだけどね… ○○さんが」
という人は色々な場面にいるので、一律に
「これが効く!」という対処法はないです。
大きく3つにパターン分けをして、
考えられる対策を挙げてみました。
○○さんと直接話す
「私はいいんだけど、お父さんが (部長が)何と言うか…」
という場合、
目の前の相談相手と話していても
ラチが開きません。
本当の決定権を持つ人と直接話す事で、結論を速く得られます。
[ 注意 ]
お父さんや部長にいきなり話しても
許可が必ず下りるとは限りません。
直球勝負は必ずしも効果的ではないと理解する必要があります。
影響力がある人に頼る
「お父さんが結婚を許してくれなかったが、叔母 (父の姉) が父を説得してくれた」
「部長の先輩に口添えしてもらった事で、提案がスムーズに通った」
など、
決定権者に影響力を及ぼす人の力を借りる手もあります。
潔く諦める・他を探す
トランスジェンダーの方の就職・転職において、「お客様がどう思うか…」と話す会社には
何とかして就職するよりも他の会社を探す方が良いと思います。
( LGBTを取り巻く就職環境が厳しいので、「他を探す」のは簡単では無いですが… )
「私は良いけどね…」と言う大人になりたくない方へ (許可するか悩む事を相談された場合)
「なんでうちの親は (課長は) わかってくれないんだ!!」
と許可を得られずイラ立つ人も、
いつかは許可を求められる側になります。
そんな時
「許可をした責任も、却下した責任も
どちらも取りたくないな…」と思って
「私はいいけれど、○○さんがね…」とは
言わないで欲しいな…と願います。
● 自分の権限では許可できないなら
その事情を説明する
● 提案や相談を断るのなら
断る・却下する理由を説明する
など、
無責任と思われないような行動を
相談者のためにとって欲しいと思います。
まとめ
トランスジェンダーの方の就職活動で
「私達会社側としては問題ないけれど
お客様がなんと言うか…」と言って
不採用にした会社のニュースを読み、
あ…この会社は
トランスジェンダーの方に限らず
お客から理不尽なクレームがあったら
社員の事を守らない体質なのかな?
と疑問を感じてこの記事を書きました。
「私はいいけど、○○さんがね…」と
いう発言には無責任さを感じますが
相手を責めても解決はしないと思います。
こういう場面を魔法の様に解決する
「秘策」は無いのですが、
自分が許可を求められた時は
「私はいいけど、○○さんがね…」とは
言わないようにしようと、改めて思いました。
「「私は気にしない/良いと思うけど、○○さんがね…」という人への対処法」
は以上です。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
次の記事でまたお会いしましょう!